声のプロとアスリートのためのサプリメント。ヒトの粘膜から見えてくることがあります。

今月のキーワード『腸』

今年の冬は例年以上に気温が低くて寒い日が続き、冬の感染症にかかってしまったという方も多くいらっしゃるのではないかと思います。ノロウィルスやインフルエンザの流行のピークは過ぎましたが、そうはいってもまだまだ油断はできません。また、気温が上がって暖かくなるこれからの季節は、花粉症などアレルギー疾患が増える季節でもあります。
そこでどうしたらいいかというと、やはり免疫力を上げるしかありません。
40を過ぎるとヒトの免疫システムは胸腺から腸に移るということがいわれていますが、免疫細胞全体のゆうに約6割が腸で占められているのです。
これはもう、健康の要は腸である、といっても過言ではないでしょう。
今月はそんな腸の免疫システムについて、開発ドクターに伺いました。
季節はじきに待ち望んだ春。
あたらしい季節をすこやかに快適に迎えるためにも、どうぞ参考になさってください。


人がふつうに生きるために

私たちが生きるために何が必要でしょうか?
まずは空気、・・・・・・なければ5分で脳死です。
水、・・・・・・なければ3日でかなりきついです。
食物、・・・・・・なければ1週間で動くのがつらくなります。

早い話が生きるためには、口から入る栄養素と、この栄養素を上手に燃やすために必要な酸素が必要だということです。
そして、この栄養吸収をするための器官である消化器は、小動物から人間に至るまで、口、のど、食道、胃、腸、肛門といったように、栄養を取りこむ入口と、栄養を吸収した後の残骸を出すための出口は一本の管でつながっています。

さて、この栄養をとりこみ吸収する一本の管はほんとうに栄養のためだけに存在するのでしょうか?
いいえ、そうではありません。
この管はたしかに栄養吸収を行い、からだを維持するための器官なのですが、とうぜんそこからは外界のものも体内に入ってきますから、からだにとって不都合なものが入ってきたときにはその不都合なものを処理しなくてはなりません。
これが『免疫』と呼ばれるシステムです。

よく免疫をつかさどる臓器として肝臓や胸腺などが取り上げられますが、実は免疫系にとって1番必要なのは腸なのです。
そして、免疫系にとって必要なものはリンパ節。
このリンパ節が1番あるのが腸で、それは腸のまわりにもありますし、腸の中にもあります。
誰でも一度は経験したことがあるのではないかと思いますが、あまりよく噛まずに急いでごはんを食べたときなど、食べたものがうまく消化されずにトイレでそのまま出てきてしまうようなことがあります。
これはちゃんと消化がされていない証拠です。
これだと、いくらたくさんごはんを食べてもちっとも栄養にならないし、身につきません。
それでは、どうやったら腸から栄養素が血管内にうまく吸収されるのでしょうか?

それがうまく行われるためには、私たちの力だけではどうにもならないのです。
つまり、もっと小さな生きものたち、微生物や細菌たちの力を借りる必要があるということです。
皆さんがよくご存知の乳酸菌やビフィズス菌といったものたちです。
また腸の中にはそういった善玉菌以外にも大腸菌、ウェルシュ菌といった悪玉菌も存在します。
どちらも食べものを消化するには役立ってくれるのですが、善玉菌が私たちのからだにとって有益なものを分泌してくれる『発酵』という作用を腸内で行ってくれるのに対して、悪玉菌は『腐敗』によって毒素を分泌する作用が主体です。
ですから、おならがとっても臭かったり、大便が臭いときには、悪玉菌が優位で善玉菌が少なくなってしまっていることが考えられます。

このように腸の中で私たちの健康の手助けをしてくれている善玉菌は、ストレスが多いときや病気になって抗生物質をたくさん飲んでいるようなとき、また防腐剤がたっぷり入ったコンビニエンスストアのお弁当ばかり食べたりしているようなときにはどんどん減ってきて、腸の調子はあっという間にガタガタになってしまいます。

その結果、下痢や便秘が続いたり、アレルギー体質が悪化してしまったりするわけです。
私たちがバランスのとれた免疫システムを上手に使っていくためには、この腸という臓器をじゅうぶんに機能させなくてはなりません。
そのためにはどうしたらいいかというと、以下のようなことが挙げられます。

  1. 抗生物質の乱用は避ける。(お腹の善玉菌まで死んでしまう。)
  2. どうしても時間のないときや緊急時以外は、できるだけコンビニエンスストアのお弁当やスーパーマーケットのお惣菜は買わない・食べないようにする。
  3. お酒の飲み過ぎに注意する。(アジア人はアルコール分解酵素の量が少ないので腸壁が荒れやすくなる。)
  4. 肉食に偏りすぎない。(肉を消化するにはたくさんの消化酵素を必要とするため、肉食によって消化酵素が大量に消費されて少なくなると、腸内では腐敗が起きやすくなり、結果、腸が汚れることになる。)
  5. 野菜を中心とした食物繊維をじゅぶんに摂ることで消化を助けるようにする。
  6. 乳酸菌を含む発酵食品をとるようにする。(長期間発酵させて作った添加物の入っていない味噌や醤油、糠漬け、キムチなど。)
  7. じゅうぶんな水分を摂取する。目安は自分の体重(kg)×30(cc)が理想的。
    ただし、それはあくまで水で、コーヒー、紅茶、緑茶、コーラなどのカフェインを大量にとっているとからだの水分が失われ、大便が腸内で硬くなり、便秘体質になっていきます。そうなると腸の中で悪玉菌が育ちやすくなり、腸内環境は悪化します。
  8. 食物はよく噛んで食べる。
    食べものは口の中で最低30回は噛むようにして、よく咀嚼して食べましょう。
    よく噛むことによって唾液がたくさん分泌されて胃の中での消化が進みますから、そこから下の腸に行っても楽に消化吸収が行われ、からだのシステムは円滑に動きだすわけです。

またピュアメッドでは、皆さんの腸内環境を整えるためのサプリメントをご用意しています。
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これらを摂取することでアレルギー症状がよくなった、風邪をひきにくくなった、などというお客さまからのうれしいお声をたくさんいただいております。

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